【林道×バイク文化】テーマ別!林道紹介(Vol.5)|自然と歴史を味わうツーリングの楽しみ方

目次

はじめに:五感で楽しむ林道の魅力をテーマ別に紹介

アドベンチャーレオ林道部の岩田です。
前回は林道の基本ルートでしたが、今回はもっと多様な”林道ならでは”の景色をテーマ別にご紹介します。
記事の最後には、自分に合う林道の見つけ方も解説します


1. 尾根を走る!“山が続く”林道



まるでスカイラインを走っているかのような絶景体験。
尾根道は視界が開け、遠くの山並みまで見渡せる贅沢なルートです。
天候や風の匂いをダイレクトに感じながらの走行は、舗装路では得られない感覚です。


画像:空と山とダートが揃うだけで愉しい林道ツーリング。


画像:尾根伝いに延々と続くダート、遠い緑の中に白っぽい地肌が見えるところが先へ続く道です。


画像:このダート道をもう少し先に進むと、後ろの山に見える基幹林道(舗装)へ合流します。


画像:舗装林道を上がった山の上にある森林公園にて、まわりは見渡す限り山。



どこまでも続く尾根の稜線。スカイラインのような感覚で走れる絶景ルートでした。

2. “海や湖”を見下ろす林道



高所ならではの水辺の風景が魅力です。
琵琶湖や内海を見下ろせる場所では、林道の高さを実感します。
空と水の青が交わる景色は、時間を忘れるほど。


画像:上りで高度が上がると海が見えてくる林道。海に見とれて落ちないようにご注意を。


画像:すぐ下には海岸線、航行する船のエンジン音が聞こえてくることも。


画像:湖が見える風景は広大な海とは違った落ち着きが感じられますよ。


画像:島が見えますが海ではなく琵琶湖、さすが日本一大きな湖です。


バイクで辿り着ける特別な展望台。
眼下に広がる海と湖のコントラストはいかがでしょうか。


3. 川原でひと休みできる“清流沿い”林道



川のせせらぎに癒される、静かな時間。
林道の途中で川原に降りて、ひと息つくライダーも少なくありません。
コーヒーを飲んだり、靴を脱いで足を浸したり。これも林道の醍醐味です。



画像:下流域では車で来る家族連れで賑わうこの川も、バイクで遡れば静かな場所を選べますよ。


画像:広い川原はデイキャンプにも最適です。


画像:舗装林道からですが、少し川に下りれば大自然そのものです。


画像:コーヒーセットを持って、川原で一服はいかがですか。



ふらっと川辺へ立ち寄り一服。音も風も、全てがご褒美になる瞬間です。


4. 滝に出会える林道



ダートの先に現れる、天然のパワースポット。
山の中を流れる清流が岩を削り、滝となって現れる場所も。
ツーリングの疲れを吹き飛ばすような、ひんやりとした空気が魅力です。



画像:下の入口に巨大な滝壺がある林道。この上にもまた小さな滝があります。


画像:地図で見つけた滝は林道の途中に。
  上下どちらからも行けますが高低差があり、オフロードブーツでは特に足元注意。



画像:林道走行の後に滝に打たれる人もいます。


オフ車でしか辿り着けない隠れた滝の数々。涼しさと迫力のご褒美スポットがそこにありますよ。


5. 歴史が眠る“旧跡に出会える”林道



偶然の発見が心をくすぐる。
かつての鉱山跡、廃村、山城跡…。山深い林道には、歴史の痕跡が静かに眠っています。
まるで冒険のような出会いが、走る旅の彩りとなるでしょう。


画像:林道の途中で見つけた案内板を辿ると、山城跡でした。説明板がなければ気づかないような場所です。


画像:何もない山中で出会うと、歴史が息づく古の時代に思いを馳せたくなります。


画像:林道標識と合わせて史跡案内があります。


画像:林道の終点にある廃村に残された神社の鳥居は、半ば土砂に埋まっていました。


画像:すっかり有名になった鉱山跡。訪れる人も増え、今では立入りの規制もあるようです。



静けさに包まれた遺構たち。過去と現在が交差する瞬間を肌で感じられるのも林道の醍醐味ですね。




まとめ:自分好みの林道を見つけるヒントは?



興味があるキーワードから検索(例:滝、湖、山城など)

地図やGoogle Earthで地形や標高を確認

走ってみた林道の中から、次のルート候補を派生させる など

📌「水辺が好き」「歴史に惹かれる」など、自分の関心に素直になると、林道選びがもっと楽しくなりそうです。


いかがでしたか?
林道はただ走るための道ではなく、
“自然・歴史・発見”を五感で楽しむ「旅の舞台」でもあります。

それでは、次回の更新もお愉しみに!

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